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お茶出しのマナー・順番・接客の際のお茶出しマナー

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来店されたお客様に対する「お茶出し」

新人社員は当たり前のように「お茶をお出しして」と指示を受けますが、正しいお茶の出し方を知っておかなければ恥ずかしい思いをすることになります。

今回は、お茶出しの基本についておさらいをしていましょう。

 

お茶出しのマナーとは

 

日本には古来から「茶の心」という言葉があります。「利休道歌」という、千利休の教えを初めての人にもわかりやすく和歌にしたものからの言葉です。

「茶の湯とは、ただ湯を沸かし茶をたてて、飲むばかりなることと知るべし」この意味は、茶の湯は難しいものではない。湯を沸かして茶をたてて、まずは神仏に供え、そしてお客さまに差し上げ、自分もいただくという、日常生活をもとにしている事だと教えています。

お茶を出すということは、おもてなしの心です。

わざわざ足を運んでいただいたお客さまに、喉の渇きを癒していただき、くつろいでいただけるようなお茶出しのマナーについてお話します。

 

お茶を出す理由は?

 

接客や接遇の際に、わざわざ足を運んで、出向いてくださったお客さまの喉の渇きを癒してもらい、ホッとしていただくというおもてなしの気持ちが、お茶出しする理由です。ですので、お茶出しはなるべく速やかに行います。

お客さまが席についたら即座に出すくらいの気持ちでいるほうが、会議や打ち合わせなどの邪魔になりません。

会議や打ち合わせの際のお茶は、議論によって乾いた喉を潤すための水分補給や気分転換であったり、カフェインを摂取することによって、脳を活性化させるという意味もあります。

 

茶托とは?

 

日常生活ではあまり使用しませんが、ビジネスシーンにおいてのお茶出しには、茶托は必須になります。茶托とは、湯飲み茶わんの下に敷く受け皿のことになります。コーヒーカップのソーサーと同じ用途のものになります。

お茶を飲むためになくてはならないものではないので、日常生活においてはあまり使用することはありませんが、お客さまを接待する際には、相手に対しての敬意を表すための礼儀として用いられます。

 

お茶出しに順番は?

 

お盆を片手で持ち、空いている手で会議室や応接室のドアを、中に聞こえるようにしっかりノックします。片手でお盆を持ち、空いた手でドアを開けます。お盆に、もう片方の手を添えた状態で「失礼します」とお辞儀をして入ります。お茶を出す順番についてのマナーですが、来客が先になります。来客にお茶出しした後に、自社の社員にお茶出しします。

来客の中でも上座におられるお客さまに、一番にお茶をお出しします。上座から下座の順番でお客さまにお茶をお出ししてから、自社の役職が上の順番でお茶を出すのがマナーになります。お茶を出すときは、湯飲み茶わんの絵柄の部分が、お客さまの正面にくるように置きます。

 

接客の際のお茶出しはどこから出すの?

 

基本的にはお客さまの右後方に回り、右側からお茶を出すのがマナーです。最も丁寧な形としては、両手で茶托をもって「どうぞ」や「失礼します」などの、声をかけながらお出しするのが良いですが、商談や打ち合わせなどが始まってしまっている場合は、お声がけをせず、目礼だけでも大丈夫です

 

狭かったり、お客さまの座っておられる位置的に、両手でお出しできなくてもマナー違反というわけではありません。一言「片手で失礼いたします。」と、お声がけすれば大丈夫です。同じようにお客さまの後方に回れるスペースがない場合は「前から失礼いたします。」と言いながら、前からお茶出ししても大丈夫です。

 

お茶を置く場所が狭い場合

 

もし、お茶を置く場所が狭い場合は「失礼いたします。」とお声がけしてから、お茶を置けるだけのスペースを先に確保してから、お茶出しするのがマナーになります。

書類や図面などをテーブルいっぱいに広げた状態で打ち合わせが進行していたりする場合もあります。そういう時は、自社の一番下座にいる社員に小さな声で「お茶をお持ちしたのですが、お出ししてもよろしいですか」と声をかけます。そして、相手の指示を待つのが良いでしょう。

お茶出しのマナーは基本的には右側からですが、イレギュラーな対応を求められることも多々あります。基本的に打ち合わせや会話の内容を、邪魔してしまうようなお茶出しの対応はマナー違反です。

 

美味しいお茶の入れ方

 

玉露や煎茶はお湯の温度が重要になります。あまり熱すぎるお湯でいれると、渋み成分のタンニンがでるので、渋みが強くなります。一度沸騰させたお湯を70~80℃に冷ましてから使うことが大切です。

お茶を冷めにくくするために、まずはお湯を湯飲みにいれ、器をあたためましょう。
茶葉をたっぷり使い、少し冷ましたお湯でゆっくり抽出するのが美味しいお茶を入れるコツです。急須にお茶の葉とお湯を入れた後1分ほど蒸らすのがベストです。濃さが同じになるように、少しづつ順番に注いでいき、最後の一滴まで注ぎきります。

お茶の量は湯飲み茶わんの7分目くらいが目安です。

 

お盆には、茶わんと茶托は別々にのせて運ぶのがマナーになります。清潔な布巾ものせていきましょう。歩いていくときにお茶をこぼすと、茶托が濡れてしまうので、お客さまのお手元やお洋服を濡らしてしまうことになるからです。お茶出しをする直前に、布巾で湯飲みの底を拭きながら、茶托に置きます。

 

打ち合わせなどが始まっていない場合は「どうぞ」や「失礼いたします」などと、お声がけしながら右側からお茶出しするのが基本的なマナーです。応接室などで、お客さまだけをお待たせしている場合など、新聞や雑誌、おしぼりなどを一緒にお出しすることもあります。

 

 

和室でのお茶出しのマナー

 

和室に入室する際は、正座をしてからふすまを開け閉めします。最初にお盆を部屋の中に入れ、膝をにじらせ、速やかに部屋に入りますふすまの方に向き直り、お客さまにお尻を向けないようにするのがマナーです。身体の角度を変えてからふすまを両手で閉めます。お盆を持ち、立ち上がって下座へ行き、座ってから畳の上にお盆を置きましょう。

畳の上に置いたお盆を、テーブル近くまでよせてから、おしぼりをお客さまの使いやすい場所に置きます。お茶菓子を出す場合は、お茶の前にお菓子を出します。お菓子が左側、お茶が右側になるようにお出しするのが、和室でのお茶出しのマナーです。

 

お土産をいただいたとき

 

持参されたお土産は、お客さまにはお出ししないのが、基本的なマナーです。ですが、お土産に熱いもの、冷菓(アイスクリームなど)や生菓子などをいただいた場合は、お客さまに一言お声がけしてから、お出しするのは問題ありません。

「お持たせですが、頂いてもよろしいでしょうか。」とおたずねして、お客さまにも一緒に召し上がっていただく形なら、失礼にはあたりません。

 

夏場のお茶出しのマナー

 

夏場は冷たいお茶を出すことも多いですが、冷たいお茶を出すときも茶托でよいかというと、そうではありません。冷たいお茶出しの際のマナーとしては、グラスにお茶をいれ、コースターを下に敷くのがマナーです。飲み物の下に敷くものだと思えば、茶托とコースターと大差はありません。ですが冷たいお茶は、グラスの表面に結露ができるので、コースターを敷き忘れるとテーブルがびしょ濡れになってしまいます。

お客さまにお茶出しするときは、コースターを置いてから、お茶を置きましょう。コースターを使わないと、大切な書類に水滴が垂れることもあるので、気を付けましょう。

 

まとめ

 

お茶出しのマナーとは、千利休の頃から言われるように一番大切なのは、おもてなしの気持ではないでしょうか。お声がけしていれば何をしてもマナー違反にならないというわけではありませんが、必ずしも右側からお茶出しの対応ができる時ばかりではないですし、お茶出しできる場所が広くある時ばかりではありません。

お茶出しする際に、お声をかける事で、マナー違反だと思われる事は少なくなります。お茶出しのマナーとして、基本的にお客さまに不快な思いをさせないような立ち居振る舞いを心がけることが大切です。きちんと知っているようで知らない方も多い、お茶出しのマナーを、一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

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